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山下 伶・森丘ヒロキ
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山下 伶・森丘ヒロキ

「HARMONICA JAZZ LIVE IN SEPTEMBER」インタビュー

きらりホールを小粋なJAZZ LIVE HOUSEに変えてしまうスペシャルなステージ「HARMONICA JAZZ LIVE IN SEPTEMBER」。クロマチックハーモニカの山下伶をはじめ、ピアノの森丘ヒロキ、ベースの岸徹至、ドラム・パーカッションの岡本健太の個性的な4人で、洗練されたジャズ・アンサンブルをお届けします。今回のインタビューでは 山下&森丘の2人に、ジャズの魅力やステージへの思いなどを語っていただきました。


インタビュー・文/宮崎新之


――今回、きらりホールでは珍しいジャズライブの企画となりました。お2人が考えるジャズの魅力はどのようなところでしょうか?

森丘ヒロキ 山下 伶
山下 ジャズって、とにかくワクワクドキドキする音楽。そこが私は大好きなんです。今回のステージではそんなワクワクドキドキをお客さまに感じてもらえたらいいなと思っています。もともとクラシックから音楽を始めたので、私もジャズはすごく難しいイメージでした。でも、ジャズってすごく自由になれる。そこに身をゆだねてほしいですね。
森丘 ジャズのスウィングのリズムってすごく体がノッてくるし、アドリブとか、まさに今ここで音楽を作っている感じが本当に楽しいんですよ。即興演奏の部分が大きいので、演奏者同士がアツい気持ちで沸かし合ったり、お客さんともキャッチボールをしたりして、その結果どういう音楽になるのかは、その場じゃないとわからない。その感覚を楽しんでもらえたらと思います。

――お2人はどのようなきっかけでジャズと出会ったんですか?

インタビュー写真 インタビュー写真
山下 私はフルートでクラシックを勉強していたのですが、ある日、フルートで映画音楽の「ひまわり」を動画サイトで調べている時にジャズ奏者の徳永延生先生がクロマチックハーモニカを演奏している動画が出てきたんです。その音色にひと聞き惚れをしてしまい、すぐに徳永先生に会いに行きました。これが私とクロマチックハーモニカとジャズの出会いです。徳永先生に師事してジャズハーモニカをいろいろ学ぶ中でジャズバイオリニストの寺井尚子さんの演奏にも出会って、 そのカッコよさにシビれました。ジャズピアニストの山本剛さんとご一緒させていただいた時には、「こういう度胸も必要だよ」と、譜面も何もなく、本番直前に曲を決めてやらせていただいたこともありました。すごく緊張したんですけど、ちょっと楽しくもあって…。あと、ジャズハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスが来日したとき、本当に楽しそうにメンバーと音で会話していたのは、今も鮮明に記憶に残っています。私も、ハーモニカで会話できるようになりたい、って思いました。それは、今でも目指しているところです。

森丘 僕は中学から吹奏楽部でチューバを吹いていたんですが、チューバを使ったディキシーランド・ジャズが大好きだったんです。本当に心浮かれる、浮き立つようなリズムでみんながアドリブをやっているような感じがとても賑やかで、それが僕のジャズの入り口でした。そこからグレン・ミラーとかビッグバンドとか、いろいろなものをどんどん聴きましたね。ピアノは10歳くらいからやっていたんですけど、ピアノでジャズをやったり作曲したりするようになったのは高校を卒業してから。やっぱりピアノでアドリブをやったり音楽を作ったりするのが、自分には一番しっくり来ているような感覚があったんです。ジャズは、その場にいるみんなが楽しくなるような感じがあって、そこにすごく感動します。ジャズのメロディがその場を支配して、音楽でハッピー一色になる雰囲気が大好きですね。

山下 森丘さんと一緒に演奏させていただくようになって2年ほどになるんですが、私も本番上で楽しく音楽で会話できた瞬間を感じることができるようになってきました。吹いたことに反応してくれて、そこにピアノや他の楽器が乗ってきて、最後には一緒に盛り上がって、お客さんも盛り上げてくれて…。音楽って、ジャズって本当に楽しい!と思える瞬間です。

森丘 あの感覚は他では味わえない、代えの効かない時間だよね。音楽の中で通じ合えた感覚は最高です!

山下 私が森丘さんのステージを見たとき、とにかく楽しい演奏でワクワクドキドキが伝わってきたんです。ピアノでこんなに心がウキウキしたのが初めてでした。それでぜひ一緒にやってみたくなって、お声掛けしたんです。

森丘 最初に一緒にやった時から、すごく楽しかったですね。クロマチックハーモニカって、おしゃれだし、爽やかで本当に素敵な音なんです。

ライブ写真

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